ふぁみこんせだいのいろいろ

のうみそのなかみ

昭和

世界一周した気分

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俺が小学生の頃にテレビの視聴者参加型のクイズ番組『世界一周双六ゲーム』が放送されていた。クイズ番組は割と好きだったというか、クイズが好きと言うよりクイズにくっついたゲーム的な要素の部分が好きだったのだが、当時様々なクイズ番組が存在していた中で、世界一周双六ゲームはなぜか楽しくて仕方が無かった。

どんなクイズ番組だったかと言うと、下に誰かがアップしてくれてある貴重なYoutubeのリンクを張っておくが、挑戦者がクイズに答える。正解するとスタジオのセットの中にあるサイコロのルーレットを引くことができ、出た目の分だけ世界の都市を舞台にした双六を進めることができる。異様に上手な挑戦者もいたのでおそらく目押しも出来たと思う。ただそれだけ。ちなみにクイズに間違えてもサイコロを振らされ出た目の分だけ戻らされた。途中に賞品がもらえるマスがあったりワープできたり、後半の割といいところで振り出しに戻らされるマスすらあった。ブエノスアイレスとかが振り出しに戻されていた様な記憶があるが・・・。

近所の団地の子を集めては世界一周双六ゲームで設定されていた都市名を言い合った。1.ソウル!2.ウランバートル!という具合に50個の都市を覚えた。確かに小学生には地理の勉強にもなるし悪い遊びではなかったので協力してくれた親もいて、ヒデの家では模造紙にでかく50個の都市名が書いてあった。なんとなく照れくさくなって俺は少しだけ罪悪感を覚えた。

まあ小学生の遊びである。50の都市をいかに早く言うことができるか?みたいな遊びだったが、それでなんとなく世界一周しているような気分になっていた。だからと言って地理の成績が良かったかと言えば全然良くはならなかったが・・・。

似たようなゲームがあった・・・。

こういう視聴者参加のクイズ番組ってなくなってしまった。今流行ってるのは芸能人がワイワイ騒いでやるお勉強クイズか、東大生とか連れてきて 正解かどうかもわからないようなむちゃくちゃな問題をやらせて、ひたすら東大生の変態具合を見るような視聴者置いてけぼりクイズ番組くらいだ。ああいうのもちょっとやらせっぽい気もするが、いかがなものか。

-昭和

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